ふと思いついたこと
by namuko06
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
「日露戦争は朝鮮半島への侵略戦争」なのか?
<盧武鉉大統領>「竹島」挑発に断固対応 テレビで特別談話
 前々回「盧武鉉大統領の言う「侵略戦争」とは何をさすのか?」で、日清戦争、日韓併合周辺の歴史的事件を示しているのかとおもったが、日露戦争を意味していたとは、驚きだ。盧武鉉大統領のコメントを要旨から参照してみよう。
独島(=竹島)は特別な歴史的意味を持つ。日本が朝鮮半島侵奪の過程で最初に、日露戦争遂行を目的に編入した。日露戦争は日本が韓国に対する支配権を得るために起こした侵略戦争だ。
 日本が独島に対する権利を主張することは植民地時代の領土権を主張することだ。犯罪の歴史の正当性を主張する行為は決して容認できない。(後略)

 まず、「朝鮮への侵略戦争」とするならば、朝鮮と日本は戦争状態でなくてはならない。したがって、朝鮮はロシアと共同して日本と戦ったことになる。主な戦場は現在の北朝鮮から奉天を最北とする中国東北部(満州)である。南朝鮮(韓国)に近いところでは、仁川沖の海戦、日本海海戦など陸地での大きな戦闘はない。韓国の大統領が日露戦争で日本と戦ったという事を是とするならば、それは当時朝鮮半島はロシアの支配下にあったということだ。すなわち、朝鮮王室保守派の親露派高宗が政権を握ってから、ロシアの保護下にあったという主張だ。(その前は、清国に冊封されていた。) だったらなぜ、日露戦争勃発時に日本に宣戦布告しなかったのか。おそらく大国ロシアが勝つと踏んで密使外交をしていたのであろうが、日本が勝ったために、高宗ら親露派のもくろみは崩れ去ったのだ。
 また、日本は当時日英同盟(ロシアはフランスとの同盟)していたため、盧武鉉大統領が日露戦争を侵略戦争とするならば同盟国であったイギリスにも、矛先を向けることになる。果たしてイギリスが、盧武鉉大統領の発言を是とするであろうか。
 次に「日露戦争は日本が韓国に対する支配権を得るために起こした」という文脈だが、これも意味不明だ。韓国は第二次世界大戦後にアメリカの軍事支配の元、国家基盤が構築されて誕生した国家だ。日露戦争当時にはなかった国家に対して、支配権を行使できるわけがない。
 日露戦争後のポーツマス条約では日本の朝鮮半島における優越権がうたわれている。したがって、その後の日本の朝鮮半島に対するアプローチはポーツマス条約をベースにしておこなわれたのだ。急進的な改革か、融和政策かという議論は日本国内でも多々あったわけだが、この条約に対して、現在の韓国があれこれ、文句を言う筋合いではない。ましてや当事国だった大韓帝国が、現在の韓国の前身国家だとは到底思えない。
[PR]
by namuko06 | 2006-04-25 15:14 | ニュース
<< 芸術家の表現にまで抗議するなん... 植民地支配と侵略・占領の違い >>