ふと思いついたこと
by namuko06
<   2006年 05月 ( 17 )   > この月の画像一覧
わたしは生きた。そして運命が与えてくれた行程を歩ききった。
ウェルギリウス『アイネイス』からの引用である。ここ数日の間に優秀な方々が鬼籍に入られた。
・今村昌平さん 79歳 映画監督
・岡田眞澄さん 70歳 俳優
・米原万里さん 56歳 エッセイイスト・作家
・河井智康さん 70歳 海洋学者
・山本英一郎さん 87歳 前日本野球、アマ野球連会長

 「死すべき人間達はたがいにいのちをうけわたす。あたかも走者が炬火をうけわたすように」(ルクレティウス『事物の本性について』)
 彼らの業績をあらてめて、思い起こし残された私たちはそれを受け継いでいかなければならない。ご冥福をお祈りします。
[PR]
by namuko06 | 2006-05-31 12:20 | ニュース
試金石、そして分岐点
恫喝」では、北朝鮮の武力恫喝を受けている韓国を書いてみたが、さらにその恫喝は続いている。飴をもって歩み寄ってくる韓国に対して、北朝鮮は突然に拒否反応を示してきたのだ。せっかく持った飴がこのままでは溶けてしまうので、韓国は北朝鮮への支援を一時ストップすると言っているが、北朝鮮にしてみれば、韓国がちゃんと自分に跪くのかどうか、判断したいのだろう。
<南北鉄道>試運転中断は「韓国に全責任」北朝鮮が通知文 [毎日新聞 05月26日 19時40分 ]
 朝鮮中央通信によると、南北閣僚級会談の北朝鮮側首席代表の権浩雄(クォン・ホウン)内閣責任参事は26日、南北縦断鉄道試運転の中断について「責任は全面的に南側にある」とする電話通知文を韓国側首席代表の李ジョンソク統一相に送った。
 通知文では、▽韓国軍部が黄海での海上境界線画定など懸案解決を回避した▽韓国のハンナラ党などが北朝鮮国旗を焼き捨てた——などと非難。韓国側に「わが方の国旗を傷つけた犯罪をしっかり謝罪し、責任者を厳格に処罰することを強く要求する」と促した。【中国総局】

 新北容共反日反米路線を歩み始めた韓国にとって試金石だ。ここで北朝鮮に跪いてしまえば、その暴走はとどまることをしらなくなるだろう。しかし、あまりにも新北路線が行きすぎてしまうと、韓国人の誇りまでも傷つけることになるだろう。朝鮮半島に住む人々の民族主義と差別感情、そういったものが試されようとしている。
[PR]
by namuko06 | 2006-05-27 19:59 | ニュース
私は次女
 次女が2歳〜3歳頃の話である。当時私たち家族は4階建てアパートの1階に住んでいて、階段登り口の横に、各階の住居者用の物置がずらっとならんでいた。うちの場合、そこには、ベビーカーや子どもの自転車、子どもの屋外用おもちゃなどをしまっていたのだが、鍵など掛けずにいた。だから、長女は敷地内の公園やグランドで遊ぶときは勝手に、おもちゃや自転車を取り出して、遊んでいたのだ。ご近所さんも年代が同じの人々が多く、子どもも多かった。
 さて、ある日、長女は幼稚園にいってしまい、妻は次女と散歩に行こうとおもい、
 「おさんぽ、いこうね」
と言ったところ、次女は、自分の靴をだして、はいて、玄関ドアを開け、さっさとひとりで出て行ったそうだ。あわてて後を追いかけてみると、表の物置の扉を必死であけて、ベビーカーを取り出し、階段の登り口まで、持ってきて、そのベビーカーにのこのこと登り、どかっとシートに座り、じっとしていたそうだ。そう、散歩に行くのにベビーカーに乗っていこうという魂胆だったのだ。
 妻は、この次女の行動に最初は感動していたのだが、「散歩いこうね」というキーワードに反応するように、自分で勝手にベビーカーをもってきて、乗り込む姿を何度も見て、
(こいつ、歩きたくないのだな。)
とやっとわかったそうだ。そのおかげか、当時の次女は横綱級の体格を持ち、近所の同じ年齢の子どもたちよりもはるかに大きく、重かった。
 
[PR]
by namuko06 | 2006-05-26 18:41 | 教育/子育て
恫喝
このニュースを読んで朝鮮戦争当初の「ソウルを火の海にしてやる」という北朝鮮の言葉を思い出してしまった。それに、このニュースでは、韓国はのど元に、北朝鮮からナイフを突きつけられながら、生きているというのがよくわかる。
北朝鮮系サイト「ハンナラ党が政権とったら戦争」
 北朝鮮当局が直接運営しているとされるインターネットのウェブサイト『わが民族同士』が、最近「ハンナラ党が南朝鮮(韓国)で政権を取る方向に進めば、米国の無分別な戦争策動によってわが民族が戦争の惨禍を味わうことになるだろう」という内容の記事を掲載したと、インターネット新聞のブレークニュースが21日付で報じた。
 ブレークニュースの報道によると、『わが民族同士』は「統一地方選、大統領選の票は戦争票、ソウルは火の海」というタイトルの記事を掲載した。この記事は「親米・好戦的で反民族的な勢力が政権奪取を声高に叫び、(6.15南北共同宣言を実現した)平和を愛する勢力を葬り去ろうとしている中で、選挙で無責任な選択をするならば、実に重大な結果を招くことになるだろう」との内容を盛り込んでいるという。
 ブレークニュースによると、『わが民族同士』の記事は「ハンナラ党が南朝鮮(韓国)の政権を取る方向に進めば、時代の流れが断ち切られ、米国の無分別な戦争策動によってわが民族が戦争の惨禍を味わうことになるだろう。ソウル市民が時代の流れに合った使命感を持って立ち上がり、民族的な良心と責任感に立脚した正しい選択として反ハンナラ党票を投じることを信じる」と主張しているという。
【朝鮮日報  : 2006/05/22 10:53】

 北朝鮮の戦争煽動により韓国内の選挙に影響を与えようという行為は、一種の恫喝だろう。ハンナラ党党首へのテロ事件も起き、選挙戦が一挙に血なまぐさくなった。韓国は、こういった恫喝やテロに屈することなく、「民主的」な選挙を行わなければならない。それができなければ、口先だけの二流国家だと、国際社会から見下されるだろう。
[PR]
by namuko06 | 2006-05-24 09:04 | ニュース
すでに足並みそろわず
朝鮮総連と民団の和解が大々的に報じられ、これは北朝鮮主導型で行われたのではないかという疑念があったが、民団中央本部のハビョンオク団長のコメントはそれをあまり、感じさせないモノだった。
民団と総連の和解を承認?[東京新聞 5/23]
 歴史的トップ会談から五日後の二十二日、民団中央本部からマスコミ各社へ「緊急記者会見」の知らせが回った。集まった取材陣を前に、河丙〓(ハビョンオク)団長は訴え続けた。
 「拉致問題を無視したり、脱北者問題を棚上げにしたり、そんなことは絶対にありませんよ。民団は人権人道を大切にします」
 ときには声のボリュームを上げ、ときには満面の笑みを見せながらのパフォーマンスが、むしろ事態の異常さを際だたせた。
 会見を開いたのは、中央本部の方向転換に、内部から異論が出たからだ。
 新潟県地方本部は「多くの拉致被害者がいる新潟県では、現時点で和解に応じることは適切でない」と中央の決定に従わない旨を県内各支部に伝えた。民団島根県地方本部も「拉致問題が解決しない中での和解が、日本人の理解が得られるか疑問」とし、民団長野県地方本部も「脱北者や拉致の問題が棚上げになる恐れがある」と独自路線を貫く方針を決めた。
 日本のメディアからも「北朝鮮が経済支援を取り付けるのに利用された」「本国から圧力を受けたのか」と不審の目を向けられた。
 そうした声にひとつひとつ反論するのが、この会見の目的。北朝鮮に有利な展開になったと理解されることには神経質になっているようだ。
 拉致問題については「無視できない。(国会参考人招致で来日する)金英男(キムヨンナム)さんの母親を民団が迎えに行き、激励します。総連にも『本国に在日の立場を伝えられるのは総連ではないか』と期待と要望を伝えていく」と影響を打ち消した。
 国内の脱北者への支援事業は、見直すことになるという。だが、これも二月に誕生した新執行部の「国際赤十字など公的な機関に任せた方がいい」という方針からで、総連を意識したわけではないと繰り返した。
 だが会見では在日の記者からも「方向転換はどのような機関で議決されたのか」など不信感に満ちた質問が続いた。半世紀続いた対立からの“雪解け”がもたらした波紋は、簡単には消えそうもない。

 しかし一転、民団が「脱北者支援センター」の活動を一時棚上げをしたところ、民団内部から批判や反対の姿勢を示す地方本部が現れてきている。
<総連和解>脱北支援棚上げ…民団の18本部「支持せず」
在日本大韓民国民団(民団)と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の和解に関連し、民団が「脱北者支援センター」の活動を一時棚上げしたことについて、民団の全49の地方本部のうち18本部が「支持しない」と考えていることが毎日新聞の全国調査で分かった。和解をめぐる過程での支援活動棚上げに、民団内部に批判が大きいことが浮き彫りになった。
 調査では、和解について既に中央に従わないことを表明している長野県や新潟県の本部以外に、2本部が「支持しない」との姿勢であることも分かった。
 全国にあるすべての地方本部を対象に、団長や副団長ら幹部に聞き取って調査した(7本部は回答拒否や担当者に話を聞けず無回答)。(1)和解についての評価(支持、支持しない、どちらでもない――の3択)(2)支援センターの棚上げの評価(同)(3)それぞれの理由――などを尋ねた。
 それによると、同センターの活動一時棚上げを「支持しない」としたのは18本部に上った。その理由として「総連側の要望をのんだ形で納得できない」(山形)、「センターの活動は『拉致を許さず、同胞を見捨てない』という意思表示。絶対に続けるべきだ」(栃木)などと答えた。
 一方、「支持する」としたのは、福島、岡山、鹿児島など5本部にとどまり、「和解を円滑に進めるため、当面はやむを得ない」(福島)、「総連との良いムードを尊重したい」(山口)などを理由とした。
 また、和解については、新たに山形県本部と他に1本部(名前を明かさないとの条件で回答)も「支持しない」とした。山形県本部は、脱北者支援活動を挙げて「事前に地方に相談すべきではないか」とした。【まとめ・工藤哲:毎日新聞 5/23】

 こういった様相は、組織の方向性をトップダウンに、しかも性急に行ったが故によるものだ。民団がどのように、民団上層部と地方本部との乖離したベクトルを収束させていくのか、見物である。朝鮮総連もしくは北朝鮮から民団に対してどのようなベネフィットが与えられるのか、それがどのように地方本部に分配されるのか、そういったものがない限り、今回の歴史的和解は、新たな分断を生むきっかけとなるだろう。
[PR]
by namuko06 | 2006-05-23 11:27 | ニュース
テポドンなんか見せつけるから...
米国からの最後通告か?」のときは、北朝鮮の核開発計画の完全放棄は第一条件ではなかったのに、「パワーゲームのカード集め」を行うように、テポドンの発射準備を進めるような行為を見せつけて、ゲームの切り札を増やそうという短絡的な態度に、米国は毅然とした態度で再び、核開発計画放棄を第一の条件として突きつけてきた。
<6カ国協議>米国務長官「北朝鮮の核計画放棄決断が先決」 [ 05月22日 11時37分 ]

 【毎日新聞:ワシントン笠原敏彦】ライス米国務長官は21日、米国が北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の再開を条件に北朝鮮との平和条約交渉の開始を検討しているとの報道について、核計画放棄の戦略的決断を北朝鮮が行うことが先決だとの姿勢を示した。米NBCテレビとのインタビューで答えた。
 ライス長官は、朝鮮戦争休戦協定(1953年)により朝鮮半島が今も「戦争状態」にあることに関し、「ある時点でその事態を話し合うことは非常に重要になるだろう」と述べ、将来的な平和条約の重要性に言及した。しかし、その前提として「北朝鮮は(核計画放棄の)戦略的選択を行わねばならない。それは検証可能でなければならない」と指摘した。
 ニューヨーク・タイムズ紙は18日、米国が6カ国協議と並行して平和条約交渉を始めることを検討中だと報じた。昨年9月に採択された6カ国協議の共同声明は、北朝鮮の核廃棄などとともに「朝鮮半島の平和体制」構築を盛り込んでいるが、その「手順」は未決定のままになっている。

 米国としては核計画放棄を突きつけておいて、北朝鮮を思考停止状態にしている間に、人権問題や金融制裁、さらに周辺各国と調整しながら北朝鮮に圧力をかけて6カ国協議や、1対1の交渉に持って行こうという戦略だろう。ここで、さらに北朝鮮がテポドンへ燃料注入といったバカな行為に走れば、事態はさらに深刻になるばかりで、北朝鮮にとってマイナスカードばかりひいてくることになる。米国にたくさんの要求を突きつけたければ、武器ではなく、平和的であることを示す外交カードが必要だ。イランのように中国やロシアが助けてくれると思いこんでいるとしたら、それは大きな勘違いだ。
[PR]
by namuko06 | 2006-05-22 15:45 | ニュース
原因不明のトラブル
長女が4歳ぐらいのころだったと思う。私は最新型のインクジェット・プリンターを購入し、即座にセットアップを始めた。さっそくMacintoshから、子どもの写真などを印刷し、できばえに感心していたところ、長女がじーーっと、プリンタを見ている。
 「おもしろい?」
 「うん、ぎーこ、ぎーこっていってる」
ほー、音が面白いのか、と思っていると、
 「なかで、うごいている。」
と指をさす。その先には、シートフィーダーが。確かに印刷するときに、ジーッという音をたてて、紙を吸い込み、ぎーこ、といって紙を繰り出して、シャーと音を立てて印刷している。そのシートフィーダーが気に入ったのか、食い入るように長女は見つめていた。
 「ここにね、紙を入れて、マックから印刷するんだよ」
 「ふーん。入れると、ぎーこって動くの」
 「そう、そう」
こんな、会話をしたと思うのだが、この会話がとんでもないことになるとは、このときには気がつかなかった。私は、買ったばかりのプリンタの印刷の出来に満足して、舞い上がっていたのだ。

 翌日、再び印刷をしようとしたところ、プリンタはうんともすんともいわない。いや、ジジーとモーターの稼働音はするが、紙を吸い込み、印刷を開始しない。昨日買ってきたばかりのプリンタに不具合が...と頭の中が真っ白になった。
 しばらく、考え込み、様々な点をチェック。プリンタケーブルの交換、インクの取り外し、取り付けなど、セットアップを再度行うなど、出来うる限りのことをしたのだが、現象は変わらない。こうなると、初期不良を疑い、さっそく購入店へ持って行った。そして、現象を告げたところ、
 「初期不良のようですね。すぐに確認しますので、しばらくお待ちください」
と言われて、待っていたところ数分間。
 「お客様」
と呼ばれて、受付に向かうと、担当者のお兄さんが、ニコニコしている。
 「これが、中に入っていて詰まっていたようです。」
それは、消しゴムだった。しかも、新品の消しゴムのカバーがとってあり、真っ白の消しゴム。
 「ええ、なんでそんなものが入っていたんですか?」
と、受付のお兄さんが答えられないような質問をしてしまった。
 「それは、わかりませんけれど、なにかのはずみで入ってしまったのでしょうかね。でも、しっかり奥にはさまっていましたよ」
 結局、初期不良ではなく、修理したわけでもないので、料金も入らないということで、持ち帰ることになった。背中に店員の冷笑を感じながら。
 家に帰って、妻に話をすると、「私は入れていない」と一言で一蹴。そんなことはわかっているよと、つぎに、長女に
 「けしごむはいっていたよー」
というと、なんと
 「いれたよ〜」
とのたまうではないか。
(おまえか〜!)の怒号は飲み込んで、理由を聞きたかったが、原因不明のプリンタトラブルをたったひとつの消しゴムが起こし、それを見つけられなかったというショックに加えて、それを娘が行っていたという事実に、絶句してしまった。撃沈されてしまった。
 いまだに、なぜ消しゴムを、それも紙のケースを外して入れたのか、わからない。もしかすると、消しゴムに何かを印刷して欲しかったのか、たんに、シートフィーダーの動きを止めたかったのか、それとも父親をいじめたかったのか。
 子どもが、じーっと見つめているときは、その後に、何かが起こるのだ。それは原因不明のトラブルから始まる。
[PR]
by namuko06 | 2006-05-20 23:07 | 教育/子育て
パワーゲームのカード集め
昨日、米国が北朝鮮に朝鮮戦争後の休戦協定からさらにするめた平和条約締結に向けてのサインが出されたばかりであるが、早速、北朝鮮が動き始めた。

テポドン2号発射準備か 発射差し迫っていない
     [ 05月19日 11時50分 ] 共同通信
 北朝鮮北東部の咸鏡北道花台郡のミサイル実験場周辺で長距離弾道ミサイル「テポドン」発射準備とみられる動きが活発化していることが19日、分かった。麻生太郎外相は同日の衆院外務委員会で「一連の動きをかなり前から知っている」と述べ、日本政府としても動きを把握していることを認めた。射程が3500−6000キロとされるテポドン2号の可能性が高いとみられる。
 安倍晋三官房長官は記者会見で「現時点で発射が差し迫っているとの認識を持っているわけではない」と述べ、額賀福志郎防衛庁長官も「今の段階で差し迫った状況とは認識していない」と指摘した。


テポドン2号発射準備か 北朝鮮、米けん制も
      [ 05月19日 10時12分 ] 共同通信
 【ソウル19日共同】北朝鮮北東部の咸鏡北道花台郡のミサイル実験場周辺で長距離弾道ミサイル「テポドン」発射準備とみられる動きが活発化していることが19日、分かった。北朝鮮に詳しい東京の日本政府筋が明らかにした。射程が3500−6000キロとされるテポドン2号の可能性が高いとみられる。
 今回の動きが発射を目指すものかどうかは不明。改良型であれば射程は1万5000キロで米国本土にも到達するだけに、核問題をめぐる6カ国協議再開の目途が立たない中、米国をけん制する動きである可能性もある。
 2001年に「03年までのミサイル発射凍結」を表明した北朝鮮の金正日総書記は、02年9月に小泉純一郎首相が初めて訪朝した際の日朝平壌宣言に「発射凍結の延長」を明記、ミサイル発射は行っていない。しかし、エンジン燃焼実験を行うなど、ミサイル開発自体は続けている。

 これは北朝鮮の核開放棄、人権問題解決といった一方的な米国の要求に応じられないという意思の表れなのか。まだ「ミサイル問題」が残っているとでも言いたげな様子だ。
 もしこのままテポドン2号が実験的にでも発射されれば、2002年の日朝平壌宣言にも反する行為だ。おそらく、発射というリスクまでは北朝鮮は犯さないだろうし、北朝鮮を支える中国も、問題を複雑化させることは避けたいだろう。その意向を北朝鮮は無視できないはずだ。混乱するのは、韓国だろう。金大中氏の訪朝を直前にして、南北の融和ムードに水を差すのではないだろうか。
 とにかく北朝鮮には冷静な判断をしてほしい。武器をちらつかせて自分に都合の良いカードを得ようとする行為は、まさにテロリスト集団国家といわれてもしかたない。
 そして、こういうときにこそ日本政府のカウンターインテリジェンスが試されているのだ、と心して対応にあたってほしい。
[PR]
by namuko06 | 2006-05-19 14:55 | ニュース
米国からの最後通告か?
 [ワシントン 17日 ロイター] 米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は、米国が、北朝鮮について、6カ国協議と並行して和平協定交渉を開始することを含む新たなアプローチを検討している、と伝えた。同紙が米政権高官などの話として伝えたところによると、ブッシュ米大統領は、新たなアプローチを承認する可能性が非常に高いが、北朝鮮が6カ国協議に復帰することが承認の条件という。
 北朝鮮は長らく、朝鮮戦争の停戦協定に代わる和平協定の締結を求めており、米政権もかつて和平協定締結に向けた取り組みに前向きな姿勢を示していた。

北朝鮮と平和条約交渉も 米政権が並行協議検討
[ 05月18日 13時09分 ] 共同通信
 【ニューヨーク17日共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は17日、ブッシュ政権が、北朝鮮との平和条約締結に向けた交渉開始を含む新たな政策アプローチを検討していると報じた。
 同紙によると、この平和条約交渉は北朝鮮による核開発計画の完全放棄を条件としていない。米国は6カ国協議での核問題解決努力と並行する形で、条約交渉を行う構えとみられる。
 米政権の高官筋とアジア外交筋を引用した同報道によると、ブッシュ大統領は、北朝鮮が6カ国協議に復帰すれば、この新政策を承認する見通しだ。
 北朝鮮は朝鮮戦争休戦協定(1953年)に代わる平和条約を米国との間で締結することを求めてきた。米政府が検討する新政策はこの要求に沿ったものだ。しかし、同紙によると、新政策は人権問題、政治体制の変更なども含む包括的な構想とされ、北朝鮮が平和条約交渉に即座に応じるかどうかは明らかではない。

ロイターと共同通信の記事で違うのは現時点で北朝鮮と米国間で締結されている朝鮮戦争に関する協定である。ロイターは「停戦協定」、共同通信は「休戦協定」となっている。
 現時点では朝鮮戦争は休戦中だ。国連軍と北朝鮮・中国軍で結ばれたのは休戦協定だ。したがって、戦争を終結し、平和条約を結ぶことによって、米国の圧力から北朝鮮が逃れられるという利点が生まれる。そこで、段階的な外交カードとして有効なのだ。
 また、この北朝鮮が米国が要求する、人権問題解決と政治体制の変更をのみ、平和条約を締結するとなると、韓国の政治的立場も南北統一路線の維持がしやすくなるだろう。ただし、反米容共路線の維持が、北朝鮮と米国の融和によるものだとすると、韓国自身のイデオロギー矛盾を起こしかねない。
 今回の米国のサイン(最後通告と思われる)を、北朝鮮がどのように反応するかが楽しみである。
 「米国に一切の妥協はしない」とはねのけるか、
 「核開発の継続を条件に2国間での話し合いを行う用意がある」と言うのか。
米国の最後通告を無視すれば、おそらくさらなる経済制裁、人権問題による圧力などが北朝鮮には待っている。北朝鮮を擁護する韓国にすらそれは、襲いかかるだろう。
 さあ、パワーゲームの始まりだ。
[PR]
by namuko06 | 2006-05-18 21:40 | ニュース
おしごとしておいたよ
長女が3歳ぐらいの時の話である。当時私はMacintosh LC475というピザボックス型のコンピュータを家で使っていた。私は仕事で使うデータを3.5インチのフロッピーディスクに入れて、家と会社で使っていた。そのMacは、長女も絵をかいたり、CD-ROMの絵本で遊んだりすることもあり、彼女にとってもとても身近な存在だった。
 私が、フロッピーディスクを抜き差ししていると、
 「それなあに」
と聞くので
 「パパのおしごとでつかうものだよ」
 「ふーん、おしごと」
と納得したようだった。色の違うフロッピーディスクを使っていると、またも
 「それなあに」
 「おしごとなんだよ」
と繰り返す。
 私が床に座って、Macに向かい仕事をしていると、そのあぐらの中に、長女はちょこんと座って、じっと画面を見つめていたり、動かすマウスを見ていたり、じゃまをすることなく、大人しく私の仕事が終わるのをまっていた。私の仕事が終われば、自分が絵を描いたりしてMacで遊べるのを知っているのだ。
 なかなか仕事が終わらないと、遊べずにべそをかくこともあったし、Macで遊んでいる途中で、私にMacを取られるということも多々あった。このころから「まっく」というのはコンピュータを示す言葉だと言うことを覚えた。

 ある日、会社から帰ってみると、長女はにこにこして、
 「おしごとしておいたよ」
 と言う。何事かわからず、
 「そう、ありがとうね。パパ助かっちゃったよ〜」
 などと、愛想を振りまく。何か、遊んでいるのだろうと思ったのだ。妻に
 「なにしてたの?」
 と聞いても、よくわからないらしい。Macを使っていたようだが、いつもと同じように遊んでいたようで、別段かわったところはない。
 いつものように、仕事をしようとMacの前に座ると、長女はそそくさと、私のあぐらの中に座り込む。私はMacの電源を入れようとスイッチに手を伸ばそうとしたところ、目にフロッピーディスク投入口が映り、頭の中に警報ランプが点滅した。普段ならカラッポのフロッピーディスクドライブの中に、白い板のようなモノが入っているではないか。おそるおそる、それを引き出すと、なんとそれは、『スライスチーズ』だった。
 びっくりして、引き出したスライスチーズを眺めていると。
 「おしごとしておいたよ」
 と長女の上機嫌の声が聞こえる。
 (おまえかー!)という怒号が頭の中をよぎるが、
 「これはね、チーズだよ。食べるものでしょ。ここには食べるものいれても、おしごとできないんだよ。わかった?」
 長女は少し考え
 「うん、わかった」

 どうやら、長女は、Macにフロッピーディスクを入れることが仕事だと思っていたらしい。それで、先にいれておけば、私の仕事は終わって、自分がMacで遊べると考えたようだ。
 それにしても、電源入れなくて良かった。入れていたらフロッピードライブの中は、チーズが粉々に飛び散って、大変なことになっていただろう。しかし、長女がよくスライスチーズとフロッピーディスクが同じ大きさだと気がついたなと、感心したのだった。親ばかである。

 
[PR]
by namuko06 | 2006-05-18 15:49 | 教育/子育て