Excite News: <リオス選手>金メダルを車椅子の少女にプレゼント
毎日マラソンの優勝者、ホセ・リオス選手が応援していた少女に、金メダルを贈るという行為は、少女だけでなく、競技を応援する人々が金メダルをもらった気持ちにさせてくれる。
応援するものは、選手のひたむきな競技姿勢や、苦しみを乗り越えようとする姿、自身の能力を最大限に引き出して、相手と競い合う姿、などに惹かれ、声を振り絞って応援するのだ。その行為は決して報われることを目的としたものではなく、好きな選手の勝利や、選手達の活躍を祈るものである。「がんばれ」という一言は、確実に選手達に届いているそして、その選手を後押ししていると信じて、応援するのだ。まさに、祈りである。
それが、「祝福」という形で、少女に金メダルがもたらされた。この少女の応援が、リオス選手にとって特別だったものに違いない。特別な祈りには、祝福が待っているのだ。そしてリオス選手は、この日本でも、帰国したスペインでもその行為が讃えられるであろう。
ひたすらに応援し、祈ることで、応援するものも、選手も精神的な昇華ができるのである。昇華した印として、応援する人々の代表として少女は、金メダルを贈られたのだ。スポーツ大好きな私たちは、この祝福を受けた少女を、讃えようではないか。応援してきて良かったと。これからも、もっと応援するぞ、と。
そして、このような祝福をありがとう、リオス選手よ。