Celeron D 331Jを積んだ自作PCだが、マシン起動時のNorton System WorkやInternet Securityが重くて数分間CPUを100%つかんでしまい、使えるようになるまで、非常に遅い。しかも、PaintGraphicなどで、絵を描いていても、ときどき線が飛ぶ、マウスが動かなくなるといったCPUネックによる遅延が発生していた。Word, Excelなどはそこそこ問題なく動いていたので、まぁいいかと思っていたが、CPU 100%状態に我慢ができなくなった。2.6GHzをオーバークロックして3.0GHzまであげて使ってみたら、CPU80%程度にまで改善されたので、これでOKかと思ったのだが、発熱量が跳ね上がったため、FANが必死に回り始め、しかもコア温度が60度近くまで跳ね上がった。このまま長時間使い続けるのはうるさいく、熱いので、やめた。
そこで、Pentium D 920に換装。2.8GHzと稼働周波数はあまりかわらないが、コアが2つになったために、体感速度は倍以上。FSBも533MHzから800MHzになったために、効率的に動いているようだ。TVを観るためのソフトmAgicTVはCeleronの時は40%~80%のCPU使用率だったが、Pentium Dにすると14~20%。PaintGraphicも、いくら筆をぐるぐるぶん回してもCPU使用率は20~40%のまま、止まることなく描画できるようになった。CPU FANの回転数も以前より落ち着いていて、発熱量も気にならない。
ミニタワーPCのため、エアーフロー制御が重要なので、フロントに吸気FANを一つとりつけた。これで、マザーボードの温度も47度近辺で落ち着いてくれている。試しにCrystalMarkやSuperπなどで、CPUを全開で使用してみたが、60度を超えることなく、最高でも55度だった。
非常に快適。