日本のバイオガソリンで、私は大きな勘違いをしていた。単なる低濃度エタノール含有ガソリンだと思っていたのだ。マスコミもそのようにしか言っていない。ただ気になっていたのは「ETBE」という言葉。これを考えることなく、マスコミ報道を真に受けていた。
日本のバイオETBEは、植物由来のエタノールと石油精製から出るイソブテンを合成したものをガソリンに混ぜたであるということだ。米国などのE85といった高濃度エタノール含有ガソリンとは、まったく違うものなのだ。ETBEとはエチル・ターシャリー・ブチル・エーテルで、C2H5O(CH3)3 である。これでは、アルデヒド等の生成はほとんどないだろう。
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